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530鞍目 3周年記念 [第13章 初級手綱の感触編]

 2007-08-06(Mon) 初級クラス 通算530鞍目
■とうとう乗馬を習い始めてから丸3年が経った。
「いったい何を目指してきたのか?」と問われれば、
《信じられないような気持ちのいい走り、天翔る馬に乗るような走りの官能》としか答えられない。
騎乗日記の随所に記した「ふわっとした乗り心地」「すうと何の抵抗もなく動く」「パワーの束に運ばれる」「神の恩寵のように楽になる」「束縛から放たれて自在に動かせるという開放感」etc.という表現。
これらをまた再び味わいたいという気持ちが、私に乗馬を続けてこさせた。
まるで中毒患者である。
最初の頃は、思いがけないプレゼントという形で一瞬しか味わえなかったのが、
1年半を過ぎて初級復帰をしたあたりから、「騎乗者が意図的に関わることによって気持ちのいい走りになるのでは」と気付き始めた。
そしてそれは、身体がほぐれて背中を丸めて使い後肢を大きく踏み込んで前進気勢のある馬がハミを受けて動いている状態と重なるらしいとわかってきた。
「うわっ、気持ちいい」という感覚と「そう、それでいい」という先生の声が同時に起こるとき、自分の求めている方向が間違っていなかったと安心する。
これからも《走りの官能》を求めて、ますます中毒の度合いを深めていきそうである。

■8月に入って深刻に暑くなってきた。
わが師【主席】がこの週末にひどい疝痛を起こしたらしい。
今朝、顔を合わせると眼力がなく身体のあちこちにひどい傷。
それでも小さく「ぶぶっ」と鳴いて挨拶をしてくれる。
「お医者さんには覚悟しておいてと言われたけれど、持ち直してきた」
「この生命力は、さすが【主席】」とひと山越したスタッフはやれやれという表情であったが、高齢の彼には連日33℃を越す暑さはつらいだろうと思う。
心の準備もすべきか…
■前置きが長くなったが、本日は心の友【アウグスティヌス】なり。
マダム@【毒うま】、元馬術部監督@【チャンドラ・グプタ】平日の初級クラス常連の3騎部班である。
ご指導いただくのは熱血ごんちゃん先生。
■前回は【アウグス】に最初から最後までハミの規制をかけ続けて、
「うぬぬぬ」と議論しあったが、今日はごんちゃん先生だから規制の指示はなし。
気持ちよく前に進んでもらいつつ「ねえねえ」と囁きかけていくことにする。
軽速歩と速歩を交互にして脚の位置が変わらないようにという練習から。
まったく問題ない。
いったん動き出すと前肢後肢ともに大きく振り出して極上の乗り心地である。
私としては、【アウグス】の首や鼻梁の位置、ハミのくわえ方がどうなっているのかが気になる。
鏡に映る姿や馬場に落ちる影をちらちら見ながら確かめる。
ハミをくっくっくっとくわえながら鼻先を伸ばして楽しそうに走っている。
「競走馬ならそれでもいいけれど」
「ちょっとだけ私のそばに来てみない?」と
外方の肘を腰の脇に付けてぴんと張るようにする。
そして、内方の拳で「こっち向いてごらん」とくいくいと合図してみる。
おう、ほんのちょっとだけ頭が下がる。
「すごい、なーいす」と嬉しくなって、ほめ言葉が出てしまう。
■速歩での巻き乗り、左折右折、3湾曲などでは姿勢のとらせ方の練習。
ごんちゃん先生のよく通る声が、
「外側をグッと持って、内側の脚を長く下に伸ばすように」
「内側斜め前に(馬の重心が)落ちていくように」とアドバイスしてくれる。
そうだった、外側前肢に荷重してしまうと曲がり難くなるからまずは外方手綱だ。
肘を腰の脇に置く。拳が前に出て知らぬうちに緩んでしまわないように。
それから内方で「こっちだよ」と合図。
あれ、スムースにリズムブレイクなしで曲ってくれる。
【ベル】のようなスムースさ。
どうしたんだ? あれだけ外方に逃げまくっていた馬なのに。
円の前半から後半に移る時に外方脚で「ほれほれ」
蹄跡に戻る時には、斜め横足の要領で幅寄せ感覚で馬体をまっすぐにする。
前回、あれだけ「むぐぐぐ」と回転から逃れようとしていた馬とは思えない。
途中で駈歩も入れて、後半の速歩運動では、
外方拳を握っただけで回転運動に入ってくれる。
「ぐっ」という合図で「はいよっ」と巻き乗りや右折左折してくれるって、どういうこと?
「外方で馬を回すようにしましょう」と言うごんちゃん先生の意図はここにあるのか。
■前回とは違った意味で
「【アウグス】はすごいです」
「さらにバージョンアップしたみたいです」と先生に報告。
外方拳を握っただけでスムースな回転運動をしてくれる馬なんて、不思議すぎる。
しかも、前回までは散々外方の肩から逃げてきれいに曲がれなかったのに。
ごんちゃん先生は「【アウグス】は外側の手綱をぐっと支えてあげるとよく分かるみたいです」とおっしゃる。
ううむ、やっぱり外方ね。
こうなったら、この夏は外方にどっぷりつかろう!
■顔からもぽたぽたと汗を滴らせている【アウグス】
かなりの汗っかきらしい。
レッスン後は、馬具をはずして砂浴びさせてからシャワー浴。
たてがみシャンプーマッサージをすると気持ち良さそうだった。
夏は、水浴びをかねたお手入れがあるから暑くても乗っていられる。
「夕方にもうひと鞍レッスンがあるから、お手入はなし」と言われたとたん、私は熱中症で死にそうになるのだから。


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