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653/654鞍目 他山の石 [終章]

 2008-03-01(Sat) 初級クラス 通算653/654鞍目
■3月になった。
小鳥のさえずりとか満開の紅梅の枝に、季節の移ろいを感じる。
「暖かいねえ」
明るい空の下でまさに乗馬日和。
■本日のひと鞍目は【ときめき】が配馬されている。
3ヶ月ぶりのお相手となる。
我がクラブの最年少【ディープインパクト】と同じ世代。
部内競技会のスラロームで2位になったのは彼のお陰だったなあ、などと思い出が押し寄せる。
■馬装しようとして背中に触れると、ピクピクと激しく震わせる。
ああ鞍傷ができている。
「穴あきのゲルパットを敷いてくださいね」と言われるが、私はこんな状況に対して精神的に弱い。
すでに及び腰。
人に言わせれば、鞍をあわせて馬装し腹帯をきちんと締めれば傷にはあたらないのだから、変に遠慮して乗る方がかえってよくないらしい。
でも、ナイーブと言われようが、軽速歩でブレないように軽く乗ることを最重要に考える。
■レッスンは【山桜】【ムーン】【チャンドラ・グプタ】の4騎部班。
初級馬場でごんちゃん先生がみてくださる。
レッスン内容は、ひたすら蹄跡周回しながら人の姿勢の矯正となる。
さいわい部班先頭を仰せつかったので、
私はひとり黙々とバランスよく一定のリズムで軽く乗ることを目指す。
普段たっぷり指導を受けているので、ごんちゃん先生は他の人達の指導に余念がない。
後ろから聞こえてくるのは、
「右のつま先が外をむいてます」
「脚の付け根を伸ばして乗って」
「腿の前面や足首には力をいれないで」「鐙にそのまま足をのせているだけです」
「どちらかをいえば腿の裏側からふくらはぎの後ろ側を意識して」
「脚で一番力が入るのはアキレス腱の少し上のあたりですよ」
「お腹に力がはいるとかえってポンポン跳ね上げられてしまいます」
「どっしり座って馬の後ろにバランスが集まるようにしましょう」
「馬が口を閉じているのが手綱から感じられますか」
「手綱が手と一緒に動いたり、キツすぎると馬は口を開けて逃れようとしますよ」
と、いろいろ。
これまで私が注意されてきたことばかり。
何百鞍ものって身体が慣れてきたこともあろうが、何かをしようと力が入ることがすべてを台無しにしてしまう。
そこにあるまま自分も同じように動く、微妙に小さく動いて最も楽になる所を探すというのが極意かも。
丸い水準器の十字の印に水泡をあわせるような気分。
「なにくそ」と大きく動いてしまうと水泡がどこかに飛んで行ってしまってあわせることすらできない。
微妙に動く水泡の動きを眺めながら、そーとそぅーと中心をあわせていくのだ。
■【ときめき】はすぐに焦ってしまってタッタカタ〜と走り出すイメージがあったが、
今日は至極落ち着いていい子でいてくれた。
駈歩も出るまで後ろで待っているとちゃんと発進してくれる。
一生懸命になって走ってくれているのが伝わってきて「健気だなあ」とホロリとしてしまう。
かつて【めっきー】のピッチ走法の駈歩が怖くて、走り出してもすぐに止めたい気分になっていたのが信じられない。
「今日は君がいちばんいい子でした」とごんちゃん先生にもほめられて、うれしそうな【ときめき】だった。

■ふた鞍目は【山桜】に乗せてもらう。
お天気のいい土曜だからすべての馬が稼働している。
初級クラスは、広いとは言えない馬場に5騎部班となる。
【ベルベット・シート】【アレフ・ゼロ】【時鮭】【ときめき】と一緒となる。
■ごんちゃん先生は、ひと鞍目と同じように蹄跡周回をメインにして、馬とコンタクトをとることを課題にするようだ。
【山桜】と私は、目を離しても取りあえず安心組〉あつかいで、皆と同じ運動しながら自主トレ。
またもや、後ろから聞こえてくる他の人馬に指導する先生の言葉を聞きながら耳学問を深める。
■障害をメインに乗っている人たちの駈歩姿勢の矯正が話題の中心となっている。
「脚の付け根を伸ばして!」
「脚を曲げて身体を倒して乗るのは飛越時の姿勢です」
「普通に走っている時はもっと脚を下に、重心を下に、馬の後ろバランスがくるようにしましょう」
「あおらないで!」
ここは他の人馬の観察で勉強しよう。
確かに前に荷重してドカドカ乗っていると前肢だけが空回りしているような感じになってくる。
これじゃあ、馬が体を持ち上げて飛越するのは難しいだろうなあ。
「障害に向ければ飛んでくれる馬に乗っているうちはいいんです」
「でも踏切があわなければ飛んでくれないなど癖のある馬では、馬を飛び越して落ちてしまいますよ」
ふーん、駈歩にどんどん乗っている障害クラスの人達をすごいなあという目で見ていたが、
駈歩にただ乗っているだけじゃやはりダメなのだ。
馬場でも内方姿勢とか外方の規制をきちんとしながら駈歩することを求められるが、同じようなものだな。
■【山桜】との駈歩は、昨日のこともあって自覚をもって乗る。
馬が内方の口から進んでいけるよう、馬の先を走らず出口を開けて「さあ一緒に行こう」とエスコートする。
もっと細やかにもっと鮮明に【山桜】のことを感じ取りたい。




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