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660鞍目 メインエンジン [終章]

 2008-03-09(Sun) 初級クラス 通算660鞍目
■最近クラブでよく会う方々は、『チームよちよち』と呼ばれる対外競技会メンバー。
やはり「最後の競技会で花道を飾りたい」と皆が思っているのだ。
レッスンの枠が上位クラスから埋まっていくから、ビギナークラスが開設できずということもあるらしい。
ビギナー会員のいない日曜日。

■朝一番のクラス。
私は恩師【アレフ・ゼロ】にお相手をお願いする。
初級メンバーは【とら】、他は中級の【青雲】【毒うま】【ムーン】【ベルベット・シート】と合同クラスになる。
【アレフ】は【青雲】に次ぐ部班2番目を走る。
■準備運動を済ませると、レッスン内容は、経路のメインパートをそれぞれがおさらいという形になる。
6騎がドレッサージュアリーナに集まっているが、各個運動に慣れた人馬がほとんどなので非常になごやか。
みんなで楽しく外乗に出かけて休憩中なのだと錯覚してしまうほど。
■【アレフ】は馬場のまん中でたたずんで休んでいたのに、
「じゃあ、次はもちぇさん」
「駈歩輪乗り2周から蹄跡に出て斜めに手前を換えて下方移行ね」
と指名された途端に【アレフ】のエンジンは全開になる。
どうしたんじゃい、いつもは拍車や長鞭を使わないとエンジンがかからないくらいなのに…
元気になり過ぎて駈歩の輪乗りが膨らみ、隅角を甘くまわっているのか輪乗りなのかの区別がつかなくなってしまうほど。
手前を換えてやる時には、
「馬がやる気になっているので落ち着いて走れるように」と4%先生のアドバイスが飛んでくる。
かなり抑えて乗ったつもりだったが、それでもまだまだ馬に持っていかれてしまい、正確な図形とは程遠い。
【アレフ】は、普段は補助エンジンしか使っていないのかも。
「重くて前に出ない」という先入観で乗っていると、【アレフ】のメインエンジンが点火した時にどうするのか戸惑ってしまう。
その後の速歩も乗り心地が全然違う。
ガツガツした固さがなくなって、スプリングが効いている。
■すべてを知り尽くしていると言われる【アレフ】なので、最後の舞台の為に練習をしているのを感じ取っているのかもしれない。
もう23歳の超高齢馬。
その彼がメインエンジンを使ってくれるのなら、それに応えなければ。
「駈歩が速くて怖かったですか?」とレッスン後に4%先生が尋ねてくれた。
「いえいえ、今となっては、まったく平気になりました」と即答できる反面、持っていかれるままであった自分にふがいなさを感じる。

■予定のレッスンは終わったが、次もつい見学したくなる。
なんと初級中級合同8騎部班、壮観なり。
【アレフ・ゼロ】が先頭を走っている時もある。
「ちゃんと走っているよ!」
2鞍目の【アレフ】騎乗者とで「でしょ、でしょ」と感動を分かち合う。
■日々の小さな感動を共有できるって、素敵なことだ。




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