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663/664鞍目 ビギナークラスは卒業 [終章]

 2008-03-14(Fri) 初級クラス 通算663/664鞍目
■「余命あと何週間」と言われた時に、
「残された日々は、やりたいことやるべきことをすべてやろう」と人は考えると思う。
しかし死にゆく時は、苦痛もあるし体力もなくなるし、やりたくてももうできないことは多々あると思う。
「クラブが続く限りこれまでと同じようなレッスンを積み重ねて」とぼんやり期待していたのだが、
先生方の勤務割りや競技会に備えた練習、レッスンを受ける人数等など諸般の事情で、
望んでもできないこともあると諦めなければならない時が来ている。
■競技会に向けてという、最後の晴れ舞台に向けての高揚感と
馬や先生方、クラブとの永遠の別れという予期悲嘆と
迫り来る仕事や家事のプレッシャーにつぶされそうな疲労感と…
馬と2人で過ごした楽園のような日々は失われてしまった。
■よく聞かれるのは、
「どうするの?次はどのクラブにするの?」という質問。
「今日はどこどこのクラブに馬に乗りに行く」という話を聞くと、首を傾げてしまう。
今はまだこのクラブがあるのに、どうして他に行くのか?
新しいクラブは、馬に乗れなくなってからゆっくり探せばいいじゃないか。
預託馬がいて次の預け先を急いで探さなければいけない人とは立場が違うのに。
■わがクラブには、大手の乗馬クラブに納得できなくて移ってきた人達や、
今はなくなってしまったクラブに在籍していた人達が数多くいる。
次から次へとクラブを渡り歩かなければならない、ジプシーのような境遇。
楽しく馬に乗れればそれでいいと割り切ってしまえば、仲のいい友達とグループを作って外乗感覚でクラブに通えばいいのだろう。
でも、馬や教えてくれる先生との信頼関係を築いて地道に積み上げて行こうと思うと、
なかなか難しいものがある。

■本日ひと鞍目は、平日の朝一番のレッスン。
【チャンドラ・グプタ】にお相手を願う。
ビギナークラスの先生に見ていただいて、【霧丸】さまとの2騎部班。
初級馬場を囲む林から今年初めてのウグイスの声が聞こえてくる。
おお、本格的な春が来た。
■レッスンは輪乗り蹄跡行進をメインにして、騎乗者の姿勢と馬の内方姿勢が課題となる。
「外側の薬指の奥が重くなるように、内側の脚を使って」
「駈歩をもっとゆっくり」
「特に言うことはないのだけれど、駈歩でもっと人がコントロールしていけるといいんじゃないのかあ」
おっしゃる通り。
【グプタ】は最近、駈歩でゆっくりできずにどんどん加速して行く傾向がある。
ごんちゃん先生からは、ぐうと深く座っていれば首も下がって安定した走りになるのからと言われているが、
首を下げて駈歩させるのがなかなか難しい。

■ふた鞍目は、昼間の用事を済ませてからの午後最後のレッスン。
馬装をしている時は曇り空だったのがレッスン直前からしとしと降り出した。
【アレフ・ゼロ】とのひとりレッスンだったので、短時間で終わらせることにした。
この回もビギナークラスの先生に見ていただく。
駈歩の時に潜り気味になる【アレフ】
脚を使って頭を上げてその分手綱を持つ。
「短く持つ分手綱が重くなると思うけれど、緩めずしっかり握っていて」と声をかけられるが、
手綱の重みは馬の首の重みではなく、前に出ようとするパワーの重みでなければならないはず。
今しっかり握ったら、馬は止まってしまうような気がして前を持てない。
頑張って動いてくれている【アレフ】だけど、今日は補助エンジンのみの運動だったと断言できる。
■レッスン講評では、「あの【アレフ】をあれだけ動かせれば文句ないですよ」といわれる。
ビギナークラスの卒業要件は満たしていると考えていいんだろうが、自分の中ではもうすこし頑張れたのかもと不満が残る。
■春雨にぬれて馬繋場に戻ると、馬の全身から湯気が立ち上っている。
まるでほかほかの肉まんみたい。
馬に乗れる機会が限られているから雨でも乗ってしまうが、本意ではない。
しっかりと水気を拭き取って冷えないように手入れをしてあげるのが精一杯だった。



タグ:乗馬
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