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667鞍目 最終リハーサル [終章]

 200-03-16(Sun) 初級クラス 通算667鞍目
カレンダーを睨みながらあれこれ考える。
一週間後に競技会だ。
それなのに来週は忙しい。
仕事でも大きな山場を迎える。
これを乗り切ったら、後はもう競技会に向けての微調整のみしかできない。
春のお彼岸だからクラブには人が押し寄せるだろうし、準備やら輸送やらで慌ただしい。
もし今日【山桜】に乗せてもらえたら、最初で最後のつもりで乗らないと後はないだろうな。と。
■配馬表を見たらビンゴ!
私の名前の横に【山桜】とある。
「もちぇさん、折り返しを使いましょう」と4%先生に言われる。
中級の方が【青雲】【毒うま】、初級者が【とら】で全員が競技会出場予定者の4騎部班。
3人馬がエントリー馬と組んでいる。
4%先生がドレサージュアリーナを使うということは、最終リハーサルの覚悟がいる。
ラフに流してなんてあり得ない。
一瞬一瞬を全力で闘って、自分のできる最高のことをやる以外にない。
長靴も拍車も、鞍もハーフパットもすべて競技会用のものを使う。
■これまでと違う新しいペアを組んだ【とら】騎乗の方を中心にレッスンが進むので、
「先生どうしたらいいでしょう?」という甘えも排除。
自分で何が良いか悪いか判断して、何をすべきかも過去の教えから引き出してくるのみ。
う〜、緊張の競技会場と2重映しになる。
■準備運動では先頭の【毒うま】にあわせて、かなりのスピードが要求される。
【山桜】は期待に応えてしっかり動いてくれるので安心。
でも、右手前がすこし固いかなあ。
内方姿勢を取らせようとするとストンとはまる左に較べて、ジタバタする感じが残る。
輪乗りや3湾曲を大きく動かす中で「こっちむいてごらん」とちょっと強めに向かせて、なんとか収まってくれる。
先日の雨で馬場がぬかるんでいることもあるのか、カーブを曲がる時にぐにゃと腰が横滑りする感覚が何度かある。
腰を痛めていたと聞いているからヒヤヒヤする。
急な操作で隅角を曲げたり回転させたりしないよう、ラインをよく見て早めの扶助を出さなければ。
■後半は、クラスに別れてパート練習。
2課目組は、短蹄跡から駈歩発進する練習。
輪乗りに一歩入れて馬を準備させてから、駈歩を出す。
駈歩を出す方向は直線的に取る。
私は,駈歩発進時に身体を持っていかれて拳が上がったり腰が寝たりし易いから、グッとこらえて同じ場所にいられるようにする。
など、など。
なんとなく常歩させて、いざ駈歩ではなくて、
短蹄跡の常歩の時から次の運動に対する準備をしておく。
【とら】は内方姿勢を取らせるのに苦労している雰囲気。
昨日の私がそれで苦しんだので大変さが身にしみる。
それでも私より上手に駈歩を出している、すばらしい。
その後は、4分の1周ずつ駈歩と速歩の移行。
【山桜】は敏感に駈歩発進の扶助に反応してくれるので、大きく姿勢を崩さずに速歩に乗れるのが嬉しい。
「じゃあ、もちぇさん経路を回ってみましょう」
来た!最初で最後の経路練習だ。
■競技場をイメージして動く。
待機馬場は、ガンガンに走り回っている馬が多いし、本馬場に入るためのコーナーは結構人馬のたまり場になっているのだ。
スムースに輪乗りができることなんて期待しない。
自分と【山桜】がリズムよく軽速歩ができたらそれで良しとする。
常歩をしている【毒うま】に「内側とおります」と声をかける。
【青雲】が譲ってくれたルートをすり抜け、A点からまっすぐ入れる最長ルートを探す。
「あと輪乗り一周したら入ります!」とちょっとテンションをあげる。
「良いリズムで軽速歩して、なんならいったん駈歩出してからでもいいですよ」
「中央線に馬体をまっすぐ向けて、完全にまっすぐになったところで速歩」と最後のアドバイスを下さる先生。
■速歩にして入場すると、わずかにエンジンの回転数が足りない。
ああ、座っちゃうと推力が足りなくなるんだ。
これが【ベル】や【アウグス】と違うところなんだなあ。
競技場は直線が取れず馬場をまわり込んで入場だから、もっと待機馬場でのエンジン回転数を上げておかないとダメかもしれない。
わずかに足りない分を脚でトントンと蹴りながら速歩する。
停止は、うう〜左後ろが流れた。
速歩発進は、エネルギーを貯めた分がポンと出る感じにならない。
やはり、入場のときの推力不足が尾を引いているかも。
C点から隅角をまわり込むところは、次の歩度を伸ばすためにも歩度を詰めておかなければいけない。
手綱をもったら、隅角を回るのが浅くなってしまった。
斜めに手前を換え斜線歩度を伸ばすというのは【山桜】自身が知っているので、斜線後半からは伸びてくれたのだが、元のエネルギーがない所ではパンと一歩目から気持ちよく歩度は伸びないもの。
それでも、頑張って伸ばそうとしてくれる【山桜】に感謝しなくては。
蹄跡出た所で背を起こして、隅角を利用して歩度を詰めるのはいい感じ。
次の3湾曲のエネルギーを貯めないと。
左手前の回転は良いのだが、右になると失速ぎみになる。
長鞭を使ってちょっと合図を出す。
3湾曲から短蹄跡、隅角を使って再び歩度を詰める。
【山桜】はこの辺の機微がよくわかっているようで、長蹄跡は思った以上に歩度が伸びる。
いい感じ、伸びた分をしっかり受け止めて,スムースに常歩に移行。
首を伸ばして軽いコンタクトの常歩は、昔よりのびのびした感じがなくなったなあ。
H点から蹄跡に入り、隅角を回って短蹄跡へ。
ここは、次の輪乗り駈歩の準備期間。
十分にエンジンの回転数を上げて、一歩踏み込ませてから駈歩発進。
おわっ【山桜】がブヒっと弾けた。ん〜、もちとおしのバランスが悪かったかなあ。
駈歩パートは何度もやっているので、以前より平静に乗っていられる。
しかし、輪乗りから蹄跡に出て隅角を回りきると、斜めに手前を換えをすると思い込んだ【山桜】が1歩内側に踏み込んでしまう。
これは気をつけないと、その後の長蹄跡歩度を伸ばした駈歩に影響を及ぼす。
秋の部内競技会では、蹄跡に戻そうとした扶助が中途半端で腰を内に入れた駈歩になってしまったのだった。
次の左手前の駈歩では事なきを得て、長蹄跡では気持ちよく伸びる。
斜めに手前を換えもすんなりとまわって下方移行。
最後は、C点で常歩から速歩パートになる。
いつもだと失速ぎみになるところなのだが、今回は驚くほど前に出てくれる。
いいぞこの調子、速歩はぐいぐい前に出てくれると気持ちいいなあ。
X点を通過するともう終わりだよねとなるところをG点まで連れて行って、停止不動敬礼。
うむ、これが今の私の実力相応だなあ。

■待機馬場では十分と思っていても、いざ速歩で正反撞を取るとエンジンの回転数が足りない。
速歩はいつでも駈歩になれるような推力の大きい速歩にしておかないとダメらしい。
飛び出したら怖い、動いてくれれば充分だと思ってしまうと、前進気勢がない状態で経路に入ってしまう。
ぎりぎりまでスロットルを押し上げるつもりでいないと。
歩度を伸ばすためには,その前に詰めなければならないし、そのベースには十分なエンジンの回転数が必要なのだから。
後は、駈歩で隅角を丁寧に内方姿勢4歩でたどるとか、斜めに手前を換えと長蹄跡直進の扶助の違いをきちんと意識するだとか、細かな反省点もある。
■【山桜】との最終リハーサルだから、やり直しのきかない真剣勝負。
満足いかない所は多々あるが、やるべきことはやった。
いつもはひと言ふた言アドバイスを下さる4%先生からも何もなし。
「そうだね」という真っ平らな肯定の空気を感じるのみ。

■もうこの期におよんで、これ以上何もできないような気分。
【山桜】の腰がぐにゃりと動くことが心配なだけ。
あとは、エントリーの順番とか暖かい日にシャンプーができるか否かなどという雑務が気にかかる程度。
■ああ、今週は仕事が山場だった。
ひととき忘れていたプレッシャーに押しつぶされそうだ。






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