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卒業公演としての競技会 早朝編 [終章]

2008-03-23(Sun) 2007年度 県馬術連盟選手権大会  馬場馬術競技第2課目2004

■1月の終わり頃に「次の競技会をどうしますか?」と4%先生に聞かれた。
「そうでした… この県大会に【山桜】で出たのが去年の3月」
「この一年の成果を問うてみたいと思います」と私は答えた。
■他人に評価され、衆目に晒されて初めてわかる自分の課題。
騎乗姿勢がなってない、
各個乗りが怖くてできない、
馬の前進気勢がつくれない、
歩度の詰め伸ばしができない etc.
なんとかしなくてはと格闘してきた。
その成果をもう一度同じ馬,同じ大会で評価してもらいたいと考えた。
■ところが、2月に入って突然のクラブの閉鎖決定。
競技会に出ることすらかなわぬこととあきらめたが、
「行きましょう」のひと言で、クラブの最後を飾る舞台となった。
通過点ではなくゴール。
まさに【よちよち乗馬クラブ】卒業にあたって、ゼロからのスタートでどこまで成長したのかを見てもらう機会になってしまった。

■23日早朝。
去年と同じように4時起き。
いつもはしない化粧をしピアスもつけて万全の身支度を済ませる。
5時には家を出て、高速道路を120km/hr で飛ばす。
ちょうど少しかけた満月が淡く光って西の空にかかっている。
薄いブルーの静かな空がだんだん活気を帯びてくる。
と、ちょうど運転席の真横から太陽が顔を出して最初の輝きを届けてくれる。
「いい予感だわ、月と太陽の両方を拝めるなんて」
■会場の厩舎群につくと、前日から来ていた馬たちは朝飼いをもらっていた。
おお、馬場で調馬索運動をしている馬もいる。
うっすら残る朝もやをついて朝陽が射してくる。
まだ、人や馬も少ないから落ち着いている雰囲気。
私の役割は【山桜】のたてがみを編むこと。
飼い桶に首を突っ込んでいるので、そのままの姿勢で首すじがいい位置に来ている。
「おはよう三つ編みさせてね」と挨拶すると
「僕は食べているから,そっちで勝手にやっていいよ」と【山桜】がつぶやく。
「もぐもぐ、ゴロゴロ、もぐもぐ」「ぶふっ」と飼いを食む音だけが響くなか、毛束にしたたてがみを編んでいく。
編み上がる頃には、会場に到着した馬や人でにぎやかになってくる。
「ブヒヒーン」「カツ、カツ、カツ、カツ」と鳴き声足音が緊張感を漂わせている。
「おはようございます」
チーム【山桜】の面々がそろい始める。
我が馬たちものんびりした雰囲気から、顔を上げフレーメンをしたり耳をピクピク動かしたりとモードが切り替わり始める。
「今日の進行表でーす」と競技会メンバーの中心を担うかたが、作業の進行と予定時間、担当者の名前を書いた紙を張り出してくれる。
ううむ、誰が何をすればよいかわかって非常に頼もしい。
馬の身支度が完了すれば,馬装や運動に連れて行くのは他のメンバーがやってくれる。
私は安心して自分の身支度にかかれる。
長靴を履きアスコットタイを締めジャケットを羽織る。
ハットも白手袋もすべて身に付ける。
最後に手鏡で確認して,ピンクの口紅を引く。
(卒業公演なのだから抜かりは禁物)
去年の戸惑いとは大きな違いだ。
落ち着いてゆうゆうとした気分で馬場に向う。


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